ホスティングサービスやレンタルサーバーは格安で利用できる上に、サーバー管理などの作業が必要がない手軽で便利なサービスです。しかし、低価格で画一化されたサービスでは、残念なから拡張性や自由度は芳しくありません。自社サーバーはこの「拡張性」と「自由度」を、思いのまま利用できる事が最大のメリットです。その他にも以下のようなメリットがあります。


自社サーバー導入前 自社サーバー導入後
ホスティングサービスやレンタルサーバーを利用している場合は、数多くの制限があります。それはサーバー機を他のユーザーと共有している為に発生する弊害で、セキュリティ上も薦められるものではありません。具体的には、サーバーを活用するためのソフトウェアのインストールは不可能な場合が多いですし、大きなファイルやウェブサイトを利用するユーザーの利便性 が高いサービスは、サーバー機への負荷が高いため利用ができない場合が非常に多く見受けられます。小規模のウェブサイト公開を目的とする場合は、コストも 安く非常に便利ですが、自社の顧客に本格的ニウェブサービスを利用してもらうのであれば、明らかに力不足です。 自社サーバーであれば、ハードウェア的な制限は事実上ないと考えて問題ありません。ユーザーが増えれば、取り扱うデーターが増えれば、ハードディスクやメモリー、CPUといったハードウェアを交換または追加するだけで、安定したサービスを供給し続ける事が可能です。ホームページにおいても、動画専用サイトなどを構築する事も可能ですし、ウェブサイト利用者に対して何らかの便利なサービスを提供する事もまったく問題はありません


特に、ビジネスが拡大するチャンスの時に、「あれも」「これも」出来ないとなれば、タイムスケジュールにも大きな変更が生じてビジネスチャンスを逃してしまうかもしれません。

ファイル共有で仕事の効率も大きく向上

社内のパソコンが社内LANで繋がっている場合、必要なファイルを探し当てるのは結構大変な作業です。これはネットワークに繋がってい るいるパソコンが多ければ多いほど、より大変な作業になります。しかし、自社サーバーを中心にネットワークを構築すれば、お目当てのファイルは劇的に早く 探し出す事が可能になり、セキュリティも大きく向上します。


自社サーバー導入前 自社サーバー導入後
自社サーバーがない場合は、ファイルは個別のバソコンに保存されていて、ほしいデーターもパソコンの所有者にお願いしてメディアやメールでやりとりする必要があります。また、見る事しか許されないような重量な資料データーなども、独立したパソコン同士では共有も困難で、多数の人間が自分のパソコンにアクセスするのはセキュリティ上から見ても、とても安全とはいえません。 社内にサーバーがあると、ファイル共有サーバーとして機能します。データーは一箇所に保存されているので、「どこの誰が持っているの?」と所有者を探す必要はなくなります。また、データーには、閲覧だけ許可するのか?またはダウンロードも許可するのか?と重要度によって権限を設定する事も可能です。

プリンタサーバーで印刷ジョブを集中管理

オフィスとってプリンターは無くてはならいものになりました。多くの方は、自分のPCにプリンターを接続して、プリンターの共有設定で 多くの社員の方とプリンターを共有して活用されておられるケースが多く見受けられます。自社サーバーを導入する事で、このプリンターも効率よく利用できる ようになります。

自社サーバー導入前 自社サーバー導入後
共 有プリンターが接続されたパソコンは、他の社員からの印刷リクエストを処理する必要があります。小さいファイルの場合は問題ありませんが、大きなファイル であったり、複数の社員から印刷リクエストがある場合は、共有プリンターの接続されたパソコンのCPUには大きな負担がかかります。また、作成中のファイルが壊れたり、ソフトウェアなどが停止する場合も数多く見受けられます。これでは仕事の効率は上がりません。 もともと自社サーバーは、外部や内部へのウェブサービスなどを提供するのが運用目的なので24時間の連続した稼動が大前提です。この自社サーバーにプリンタサーバーを導入すれば、消費電力は同じで、社員全員の印刷ジョブを任せる事ができます。社員のだれかのパソコンを踏み台にする事はないので、印刷ジョブ関連で発生するファイルの破損やソフトウェアの突然の停止といったトラブルから開放されます。

結構高いセキュリティリスクを軽減

結構知られていないのが、ホスティングサービスやレンタルサーバーにはセキュリティホールが多い事です。多くのユーザーでサーバー機を 共有したり、ネット回線を共有していたりしてたのでは当然と言えば当然です。コストが安いからといって、セキュリティをおろそかにすれば、将来に待ち構え る大きなペナルティを支払わされる事になります。

自社サーバー導入前 自社サーバー導入後
意外とセキュリティの穴が多いのがレンタルサーバーやホスティングサービスです。データーを外部(会社の外)へ保存したり、他人と共有しているサーバー機を利用するのですから当然と言えば当然です。ホスティングサービスやレンタルサーバーは、原則として「多人数でサーバー機とネット回線を共有」しています。想像してみて下さい。あなたの大事なパソコンを、家族以外の誰かが使用している事を・・・。 自社サーバーでは、内部の情報を扱うのもすべて社内LANで行いますので、情報流出の危険性は大きく減ります。また、サーバー機についても、他人が利用する事はありませんので、安心して重要なファイルや資料をデータベースとして扱うことができます。特に重要なのは、自社サーバー運用の場合はサーバー管理者がキチンと判明している事です。重要な情報を管理するのにあたって、これはとても重要な事項です。

 

グループウェアで外部と内部で情報共有

グループウェアは非常に便利なオフィスツールです。昔は高額なソフトウェアでしたが、近年では比較的安価になって購入しやすいものになってきました。ま た、無料で利用する事ができるフリーでの高機能グループウェアも登場していて、グループウェアを利用する立場からすれば、とてもありがたい環境になりつつ あります。この便利なグループウェアも、自社サーバーを導入する事で、ハードディスクの容量を気にする事bなく、安全に利用する事ができるようになりま す。

グループウェアは非常に便利なオフィスツールです。多くのソフト会社から発売されていますが、世界中の有志が集って作成したオープンソースのものも沢山あり、一概に有料だから完成されているとは限りません。社員がスケジュールやファイル、データー、プロジェクトなどを共有する事で、運営上の無駄がなくなり、スッキリとしたワークスタイルをサポートしてくれます。このワークスタイルのスリム化は結果として経費節減に大きく寄与する事になります。このグループウェアは、重要な情報をやり取りするだけに、自社サーバーでのセキュアな運用が前提といって過言ではありません。実際、グループウェアの導入を契機に自社サーバーへ移行する会社も少なくありません。社員が3名以上いて、ワークスタイルの無駄を減らそうとお考えであるならば、自社サーバーの運用とグループウェアの導入を強くお勧めします。

Posted in: サーバー構築サービスについて